ATTIC AIR FORCE MUSEUM                        SECTION 4

1920〜1939

アメリカ

カーチス F11C−2
空母「サラトガ」
VF-1
1933年

monogram
1/72
全幅 9.60m
全長 7.62m
全高 3.23m
重量 2104kg
速度 319km/h
武装 7.7mmx2
 陸軍型P-1、海軍型F6Cという機体から改良された艦上戦闘機。
 F11C-1は27機だけ作られ、全機がサラトガのVF-1Bに配備されたが、後に、戦闘爆撃機に改装されて、名称もBF-2Cに変えられた。
 BF-2Cは中国でもライセンス生産され、1937年10月、上海港に停泊中の日本の軍艦を爆撃しようとして、国際租界に投弾するという失態を演じている。(揚子江事件)

カーチス P−6E
17sq
1932年

monoguram
1/72
全幅 9.60m
全長 7.06m
全高 2.72m
重量 1252kg
速度 319km/h
武装 7.62mmx2
 Pという記号の付けられた最初の戦闘機は、勿論、P-1という機体だが、その系統の最終型がP-6Eだった。
 Pは戦闘機を表す記号だが、pursuit(追撃)の頭文字で、戦闘機にF(fighter)が用いられるのはF-80(P-80)からである。

ボーイング F4B−4
空母「レキシントン」
VF-2
1934年

monogram
1/72
全幅 9.14m
全長 6.22m
全高 2.97m
重量 1399kg
速度 299km/h
武装 7.7mmx2
53kg爆弾x2
 F4BとP-12は基本設計が同じで、先に作られたのは、海軍型のF4Bである。
 元はボーイングが自主開発したしボーイング88と89で、89はXF4B-1と名付けられた。
 最初の量産型はボーイング99で、これがF4B-1となり、F4B-4は、その最終型である。

ボーイング P−12E
95sq
1934年

matchbox
1/72
全幅 9.14m
全長 6.21m
全高 2.97m
重量 1220kg
速度 305km/h
武装 7.7mmx2
53kg爆弾x2
 海軍のF4Bの性能が良かったので、陸軍型P-12が作られた。
 上海事変の時、ロバート・ショートというアメリカ人の操縦するボーイング218が、空母「加賀」の13式艦上攻撃機を撃墜し、そのあと、3式艦上戦闘機に撃墜されて、日本海軍初の空中戦戦果となった、という出来事があったが、ボーイング218型というのは、P-12E及びF4B-3の原型であると考えられている。

ボーイング P−26
94sq
1935年

revell
1/72
全幅 8.52m
全長 7.26m
全高 3.18m
重量 1340kg
速度 377km/h
武装 7.7mmx2
14kg爆弾x5
 流線型の胴体をしているのに、脚には大きなスパッツを付けていて、主翼はワイヤーで支えているという、どこかアンバランスなところが印象的な戦闘機。
 日米開戦時には、少数が、まだ、第一線に配置されていた。
 フィリピンの基地に配備されていた機体は、開戦の日に、太平洋戦争における日本機初撃墜の戦果を挙げたという。

カーチス SBC−4
空母「エンタープライズ」
AGC機
1940年

matchbox
1/72
全幅 10.36m
全長 8.40m
全高 4.01m
重量 3239kg
速度 381km/h
武装 7.7mmx2
454kg爆弾x1 

原型はパラソル翼の戦闘機で、艦上急降下爆撃機に設計を変更した時、複葉機になったという珍しい例である。
 1941年には相当数が現役として残っていた。
 名前は後のSB2Cと同じヘルダイバーだが、SBCは初代ではなく二代目で、SB2Cは三代目となる。
 SBC-4はアメリカで作られた最後の複葉軍用機となった。

ボーイング O2B−1
アメリカ海兵隊
1927年

airfix
1/72
全幅 12.93m
全長 9.12m
全高 2.95m
重量 2046kg
速度 190km/h
武装 7.7mmx2
 アメリカで作られたD.H.4をD.H.4-Aというが、胴体の燃料タンクと前席の位置を入れ替えた改造型がD.H.4-Bで、更に、エンジンを換装し、胴体構造を鋼管組みとしたものをD.H.-4M、D.H.-4M-1といった。
 D.H.-4M-1のうち海兵隊のために、ボーイング社で量産されたのが、O2B-1で観測機、爆撃機として使われた。
 (写真はエアフィックスのD.H.4から改造したもの) 

カーチス CT−32
アルゼンチン海軍
1935年

glencoe
1/84
全幅 24.99m
全長 14.81m
全高 4.98m
重量 8392kg
速度 296km/h
武装 無し
 元々は、廉価な商業輸送機として作られたアメリカ最後の複葉輸送機で、陸海両軍で使われたが、海軍型はバード提督の南極探検隊の使用機となった。
 爆撃機に改装された最初の輸送機でもあり、爆撃機型はコロンビア、中国、ペルーの各空軍でも使われた。
 輸送機型はアルゼンチン海軍でも3機が使われた。

模型制作と写真:メキラ・シンエモン

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