2-147-KN75

カメムシの赤ちゃん かわいい TWO

 健康のためと体力錬成のためにもう20年近くウォーキングに励んでいます。毎回同じところを歩くのはやはりあきるのでコースをいくつか用意しています。でも目的地は変わらないからそれは数通りでしかありません。目的地が変わるのは月に一回か二回の特別な場合だけです。それでウォーキングには気分がのるようになにかワクワクするものがあるといいようです。ウォーキングを支えるワクワク感。歩くという単調な運動はぼくのようなあきっぽい性格にはそういうものが必要です。
 ぼくのウォーキングを支えるワクワク感は目を楽しませ好奇心を刺激してくれる季節の花と昆虫です。今日はなにが見られるだろうかと考えると足も軽くなります。花は名前を知っている方がいいでしょう。雪が融けああ花が咲いている春が来た、より、もうオオイヌノフグリが咲いている春だな、の方が感慨は深く気分も充実します。知らない花なら写真に撮って後で調べます。デジタルカメラは家に帰ってすぐに調べることができるから頗るありがたいものです。草花と一緒に意図せずに写り込んだ昆虫に気が付くとそれが知らない虫ならこれも調べてみるということをしていたら元々昆虫は好きだからそのうち昆虫も意識するようになりました。虫も名前がわかる方がいいでしょう。ああ細長い茶色の虫と丸い赤い虫が葉の上に載っている、より、マユミの葉でジョウカイボンがナミテントウを捕まえた、の方がそこでなにが起きているかを正しく理解できて驚きも大きいのです。花や虫を探すことを目的にはしません。風を見て雲に聞いて小鳥と共に歩くウォーキングのついでのことと決めています。花も虫も探しはしませんが意識は向けています。意識が向いていないなら熊がいても気が付かないでしょう。意識が向いていれば小さなつぼみが膨らんでいることに気が付くし葉の上の芥子粒が虫だとわかります。これがワクワク感です。
 3月いっぱいで仕事を辞めました。今はどんな束縛もなんの拘束もない日々です。休みの日に限られていたウォーキングが毎日出られるようになりワクワク感はますます重要になっています。背中を押してほしいと思う日もあるからです。その中心に去年あたりからおもしろい虫だと思うようになっているカメムシがいます。蝶、トンボ、甲虫、バッタなどとはずいぶんちがうどちらかと言えばいやどちらかと言わなくても嫌われ者の昆虫ですが蝶や甲虫にも負けない種類があり個性的な姿で色彩も豊かです。あるいはもっとも多様性に富んだ昆虫のグループではないかと思います。蝉もアメンボもツノゼミもカメムシの仲間です。それによく見れば美しい昆虫です。写真は去年に続いてカメムシの赤ちゃんPART2です。去年は見えず今年見つけた赤ちゃんたちです。どのカメムシの赤ちゃんかわからない子もいます。 2024年8月9日とらもとしんいち(メキラ・シンエモン)

アカスジカメムシの赤ちゃん カメムシの赤ちゃんでは親に一番似ています

2024年7月23日 長坂 花はニンジン 2024年7月22日 長坂 大きいのは成虫

ミナミアオカメムシの赤ちゃん カメムシの赤ちゃんのなかで一番きれいです

2024年7月14日 長坂 花はニンジン 2024年7月14日 長坂 アカスジカメムシの幼虫と同じ花にいる

ナガメの赤ちゃんとキバラヘリカメムシの赤ちゃん 親の姿を想像できません

ナガメ 2024年7月16日 長坂 花はマーガレット キバラヘリカメムシ 2024年7月22日 野田山 木はマユミ

チャバネアオカメムシの赤ちゃん もっともポピュラーなカメムシのひとつ

2024年7月25日 野田山 木はケンポナシ 2024年8月8日 野田山 木はケンポナシ

クサギカメムシの赤ちゃんとキマダラカメムシの赤ちゃん どちらもよく見かけるカメムシ

クサギカメムシ 2024年7月221日 野田山 木はミズキ キマダラカメムシ 2024年7月4日 自宅の前庭のナンテンにいた

オオツノカメムシの赤ちゃんだと思いますが確信はありません

2024年8月8日 野田山 木はケンポナシ 2024年8月9日 野田山 木はケンポナシ
2024年8月8日 上の幼虫の近くにいたメスの成虫

だれの子かぼくにはよくわからない赤ちゃんたちです

2024年7月19日 野田山 木はミズキ ブチヒゲカメムシかもしれない 2024年7月15日 野田山 ヘリカメムシかもしれない


写真:とらもとしんいち




 ホーム 目次 前のページ 次のページ
 
 ご意見ご感想などをお聞かせください。メールはこちらへお寄せください。お待ちしています。